こんにちは!吉祥寺&町田のショートボブ美容師【イイノ】です!
今回は髪をすくことによる影響のお話をしていきます。
特に伸ばし中の方にはしっかり見て頂きたいと思います。
髪をすくことによる影響
結論から言いますと・・・
・すくと短い毛ができたり、パサつきやすくなる
・すいた髪の毛は元に戻らない
この前提条件を元に今回は説明していきます。
髪の毛が伸びてきて量も増えてきたなーと感じてくる時期ありますよね?
そんな時美容室でのカウンセリングでこのようにお願いしてませんか?
「髪伸ばしてるんですけど、重いのですいてください」
このオーダーかなり多いです。
伸びてくると長さはもちろん、髪の量も増えてきて気になってくると思います。
「では、すいて軽くしましょう」となりそうですが・・・
ちょっと待って下さい!!
伸ばしているならすかないほうがいいです!
先程の・・・
すくと短い毛ができたり、パサつきやすくなる。
すいた髪の毛は元に戻らない。
というのが理由なのですが。
その前に・・・
そもそもなんで梳けるの?
梳く(すく)ことによって量が少なくなるのはご存知だとは思いますが、なぜ量が少なくなるのでしょう?
すく時に主に用いるのが【すきバサミ】
ちなみに美容師はすきバサミのことを【セニング】と呼んでおります。
普通のハサミと違って、隙間があいてますよね?
この隙間で「切れる毛」と「切れない毛」ができることで、間を「間引いてカット」できるのがこのセニングの役割です。
図で説明してみますね。
すきバサミの説明
左が髪の毛で、右がすきバサミです。
ここからすきバサミでチョッキンとすると・・・
セニングの図解
切れる毛と切れない毛がでてくるので、軽くなるという原理です。
なので、長さは変わったかんじがしないのに軽くなるのです。
この長短の差がいいバランスの時が一番軽く感じるのですが、すきすぎると大変なことになります。
すくことによるデメリット
すける仕組みはわかったと思いますが、すきすぎはよくないです!
前述のとおり間をあけて【カットしている】という事実があります。
セニングのデメリット
すきすぎると、どんどん毛先の方がスカスカになり、まとまりが悪くなります。
伸ばしてサラサラツヤツヤを目指しているのに、すきすぎで「スカスカペラペラ」の「バサバサヘア」になります!
理想のヘアとは程遠いイメージになります。
しかも、切った毛は元に戻らないのですきすぎてしまった毛は重さがでるところまでカットしなくてはいけません。
伸ばしてるのに切らなくてはいけない矛盾が生じます。
なので、すきすぎに注意しましょう!!
「注意しましょうっていってもやるのは美容師さんだし・・・」
と思った方は・・・
「伸ばし中なので、あまりすかないでください」
とカウンセリング時にお伝えください。
あとは美容師側で調節します。触ってもらって重ければ少しずつ調整しながらもできます。
理想の長さまで少し忍耐が必要かと思いますが、適度な重さは保つようにしましょう!
まとめ
・すくと短い毛ができたり、パサつきやすくなる
・すいた髪の毛は元に戻らない
・はじめのカウンセリングで「あまりすかないでほしい」と伝える
重くなってきて大変なのは重々理解しております。
ただ、理想のヘアスタイルのためにはすく事で実現不可能になってしまう場合もあるので、今回の内容を頭の片隅にでも入れておいていただければと思います!
ちなみにイイノお得意のショートボブスタイルは重たい部分はすきます。スタイルによってすき方も変わってきます。
ショートボブにしたい方は↓の記事を御覧ください!

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