こんにちは!吉祥寺&町田のショートボブ美容師【イイノ】です!
美容師さんで
「カットのスピードが早くならない」
「カットにすごく時間がかかってしまう」
という方いますよね。
今回はそんな方に向けた記事となっております。
先日美容師の後輩と話していたことをまとめてみようかなと思い記事にしました。
後輩から「カットがなかなか早くならないんですよねー」という相談をもらった時に偉そうに語ったことをまとめていきます。
カットのスピードを上げるには「無駄を省く」
一言で言うとコレですね。
「手を早く動かす」というのは最終手段です。
これが一番始めに浮かんでしまうのはマズイ考え方だと思います。
絶対に練習は必要不可欠なのですが、その中の「考え方」の部分で大きく変わってくるかと思います。
「その前にオマエは早いのかよ?」という声が聞こえてきたので、軽く説明します。
イイノはカット早いです!
カットの時間は10分以内ですね。早い時は3分くらいで終わることもあります。メンテナンスとかね。
20分以上カットすることはないです。
前職場でもスピードには定評がありました。スピードスターと呼ばれてたとかないとか。
そうしなければいけない状況でもありましたけど。
昔は土日になると1日25人以上は担当していたので、カットのスピードが早くないとお客様を「待たせてしまう」のです。
「待たせてしまう」という気持ちがあるか
無駄を省くマインドの前に「待たせてしまってはいけない」マインドがあるかどうかも重要です。
「こんなに忙しいんだからしょうがないじゃん」で済ませていると、いつまでもカットは早くなりません。
難しい局面があったりするのは経験済みなのでもちろん承知してますが、「待たせたくない」という気持ちは根底に持っていてほしいなと思います。
今のカットの仕方にムダはないか?
そして、今回の本題の「ムダを省く」ということなのですが。
「あなたの今のカットのやり方にムダはないですか?」
ということを問いたいです。
お店や環境によってカットの教わり方って違うと思うのですが、教えられた通りだけでやってると早くならないです。
「全部の技術工程の意味を説明できますか?」
なぜ、そのブロッキングなのか?
なぜそのスライス幅なのか?
なぜそのダイレクションのかけ方なのか?
それを全部説明できるのが前提です。
そこからが重要!
その工程で省ける工程を突き詰めてみてください。
「このブロッキングもう少し広めでもいいな」
「このスライス幅ももっと広くていいな」
「ここは一気にダイレクションかけても同じだな」
などなど。
一度極端にでも「手数を減らす工夫」を練習でしてみてください。
始めは上手くいかなくても必ず発見があります。
「もっとシンプルでいいんだな」と感じることになると思います。
「スムーズ」を意識
手数を減らせたら、次は「スムーズ」の意識。
「手を早く動かす」というのは雑さしか生み出しません。
「流れるように次の動作に移る」ことを意識してみてください。
ゆっくりでも実際の時間は意外に早くなってるはずです。
スライスを取ったあとのシェープまでを止まらずにできるだけでもグンと全体のスピードが上がります。
スムーズにできると「丁寧だけど早い」という技術になります。
これはお客様にも喜ばれます。
時間は有限
「ゆっくり丁寧にカットしたほうがお客様は喜ぶ」という意見ももちろんあると思います。
ですが、手数を追求して減らし、スムーズでソフトな技術を心がけ、時間が早いという方が喜ぶお客様もいます。
そして、時間は有限なのです。
イイノは2時間のカットカラーの枠で1時間半で終えられたらお客様に時間をプレゼントできたと考えております。
もちろん仕上がりやプロセスに手抜きはしません。
その中で時間に余裕ができるのはステキなことかなと考えます。
会話の時間に使ってもいいですし、お客様の次の予定までの余裕をプレゼントしてもいいと思います。
美容師側も次のお客様に備えての余裕ができるのでWin-Winですよね。
時間は自分だけのモノではないので、その意識を忘れずに念頭におきましょう。
まとめ
・「待たせてはいけない」というマインド
・今の技術の手数を減らせる部分を突き詰める
・ゆっくりでも止まらない流れるようなスムーズな技術
・時間は有限で平等というマインド
精神論も入ってますが技術を習得するよりすぐに変えられる部分なので、まずはマインド。
日々の練習の中でより効率的にできるように改善していくことが大事かと思います。
お客様もお忙しい中ご来店頂いてる場合も多いので少しでも時間をプレゼントしてあげたいと考えております。
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